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虚構推理 コミカライズ 21巻発売

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城平京原作、片瀬茶柴作画の「虚構推理」の最新21巻が発売になったので感想です。ネタバレあり。注意を。

虚構推理は、最初は2011年に講談社ノベルスで発表された「虚構推理 鋼人七瀬」という長編推理小説に端を発し、げんざいまで、小説、コミックともに好評のうちに続いています。

もともと、第1作をコミカライズ終了した時点で原作が無いので、終わりになるはずが、あまりにコミカライズが好評であったために続編が続いて、現在に至るという経緯をたどっています。最近は、ちょっと話題になるとすぐコミカライズされますが、「虚構推理」については大成功の部類に入るでしょう。

怪異たちの神に選ばれた少女を主人公に、世の中の均衡、社会の秩序をまもるために様々な事件に関わり解決していくという物語です。ただ、推理小説でいう通常の解決とは違い、主人公の琴子が提示する答えが現実と違っても、それによって社会の秩序が保たれればそれで良し、としている部分がほかの推理小説とは一線を画する部分です。

相方役の九郎くんは子どもの個に人魚とくだんの肉を食べさせられた影響で、不死身の肉体と未来決定能力をえてしまい、ただし、未来決定能力を使うたびに死ぬ必要があり(すぐに生き返るけど)、普通の人間にはわからないが怪異たちからすると見るもおぞましい怪物になってしまっています。

その他、九郎くんの従姉の六花さんも同じ体質に改造されていますが、こちらはいわば九郎くんと琴子のライバル役で、時に共闘することもありますが、シリーズのラスボスの役回りをはたしそうです。

その他、九郎くんの昔の恋人の婦警さんなどけっこう印象的なキャラがでていましたが、1巻のみの登場でもはや影も形もありません。

この21巻では20巻で提示された「飛島家の殺人」の解決編と、ギャグ短編の「MK飛翔」、そして新シリーズの「廃墟に出会う」の冒頭部分が収録されています。

大体、「虚構推理」シリーズでは、一番冒頭の「鋼人七瀬」を除くと、単行本1巻から2巻に満たない程度の長さの中編推理小説が団子状に続いていて、その合間合間にくすぐり代わりの掌編が入る、という形になっています。

その推理中編の中身は、けっこう趣向を凝らして次々に違う謎を提示していましたが、さすがにそろそろネタ切れっぽい部分が鼻につくようになってきたかな……というのが正直なところです。

ただ、作画自体は相変わらず一級品で、琴子の可愛さ、怖さが余す所なく描かれて居ます。

この「虚構推理」は2019年と2020年に2期にわたりアニメ化されていて、琴子役の鬼頭明里の演技が、年齢と外見に似合わない恐ろしさを秘めた琴子の魅力を引き出しています。あまりに引き出し過ぎたせいか、海外ファンからはグレムリンとあだ名されていましたが。

この21巻ではすっかり安定していて、びっくりするような展開もない代わりに失望することもありません。

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