IWC/ブランド紹介

IWC(インターナショナルウォッチカンパニー)はドイツ国境近くのシャッフハウゼンのスイス時計ブランド。
米国の時計職人フローレンス・アリオスト・ジョーンズがハインリッヒ・モーザーの協力を得て1868年に設立したブランドで、アメリカで勃興しつつあった大量生産方式を利用した時計作りを目指していたが、当時のスイスの伝統的な時計作りの地では古い職人気質に阻まれて、それまでの時計の聖地から遠く離れたシャッフハウゼンを選んだと言われています。ここはモーザーがライン川の水力発電所を設立し低廉な電力が供給可能であったという点も大きかったと言われます。

IWCは設立後ほどなくドイツ資本に買収されて、スイスの時計ブランドでありながら、ドイツ的な色彩が強いブランドになります。
当時のIWCは高級実用時計という立ち位置で、電磁波対応に取り組んだ耐磁時計を作ったり、有名な手巻きムーブのcal.89や自動巻きのペトランシステムを搭載したCal.1854シリーズなどを開発。第二次大戦の戦中戦後にはパイロットウォッチも作っており、特に大戦末期には連合軍に”間違えて”空爆を受けたりしています。

高級実用時計という分野はクォーツの登場とともに打撃を受けましたが、IWCも例に漏れず、70年代には経営が傾き自社ムーブの製造も中止。経営的にも迷走が続きますが、やはりドイツ資本が救済に入り、経営者として派遣されたギュンター・ブルムラインは経営立て直しに成功。オーシャン2000など、魅力的なモデルを次々に発表していきます。
この頃からIWCは長く、汎用ムーブメントを自社でブラッシュアップして使い、外装の仕上げを良くして価値を上げていくという方法をとってきました。

2000年には30数年ぶりの自社ムーブである。Cal.5000も発表し、徐々に自社ムーブを搭載したモデルを増やしています。

現在、IWCはリシュモンという企業グループに属しており、リシュモンはランゲアンドゾーネやジャガー・ルクルトといった高級ブランドが属しており、技術優先のイメージが強いブランドで、特に時計マニアには高く評価されています。
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