ロングモーン

ロングモーン(Longmorn)はスコットランド・スペイサイドのシングルモルト。ロングモーンはゲール語で「聖人の場所」という意味だそうで、蒸留所が建てられた場所にチャペルがあったと言われており、語源になっています。1893年にジョン・ダフによって設立。
日本ではロングモーンといえば、竹鶴政孝がスコットランドで最初にウイスキーの製造実習をしたことで知られ、ニッカの余市蒸留所が石炭直火蒸留とストレートヘッド型のポットスチルを採用しているのは、このロングモーンのスタイルを倣ったためと言われています。
現在のロングモーンでは石炭直火蒸留はやめてしまっているそうですが、ブレンダーの間では人気が高く、マッカランやグレンファークラスと並ぶトップドレッシングの1つとして知られます。




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ノッカンドゥ

ノッカンドゥ(Knockando)はスコットランドスペイサイドのシングルモルトウイスキー。ノッカンドゥ蒸留所はスペイ川の中域にあり、語源はゲール語で「小さい黒い丘」だそうです。
ノッカンドゥの魅力は何と言ってもビンテージにこだわっている点にあります。一般的にウイスキーは様々な熟成年数のモルトをヴァッティング、ブレンディングすることで成り立っていますが、ヴィンテージウイスキーは単一シーズンのモルトのみを瓶詰めして作られています。
ノッカンドゥでは全てがヴィンテージウイスキーで、若くて未熟な樽を古酒とヴァッティングさせてバランスをとるという手法を採用して居らず、商売的にはかなり不利(長く資産を持たなくてはならないので資本の回転率が悪くなる)にも関わらず、意地を貫いている蒸留所といえましょう。





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インチガワー

インチガワー(Inchgower)はスコットランドスペイサイドのシングルモルトで、ベルのキーモルトでもあります。ベルの他にはホワイトホースジョニーウォーカーの原酒でもあり、シングルモルトとしてボトリングされるのは生産量の1%程度だと言われています。
かなりレアなシングルモルトですが、そういう訳で、インチガワーとは知らずに呑んでいるウイスキーファンはたくさん居そうです。

インチガワーは1871年にアレクサンダー・ウィルソンによって設立。設備は元々は8キロほど東にあったトヒニール(1825~1867)という蒸留所のものを移設したそうです。スペイ川の河口から東に8キロほどのバッキーという港町があり、その港町を見下ろす高台にインチガワー蒸留所があります。





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グレンロセス

グレンロセス(Glenrothes)はスコットランドのスペイサイドの蒸留所。パーン・オブ・ロセス付近にあり、カティサークフェイマスグラウスという有名ブレンデッドウイスキーに原酒として使われています。
1878年に設立。当時、近くのマッカラン蒸留所を経営していたJames Stuart&Coによって設立され、幾度も火事の被害に遭いながらも、操業を続け、現在は生産量の98%がブレンデッドウイスキーの原酒になり、残りがシングルモルトとして販売されています。
通常は熟成年数(age)でボトリングされるものですが、グレンロセスはワインのように製造年(vintage)によって決定されています。




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ザ・グレンリベット

ザ・グレンリベット(The Glenlivet)はスコッチウイスキーの歴史の中でも特別な地位を持つ蒸留所です。スコッチウイスキーは元は密造酒としてその歴史が始まったのですが、1823年に上院議員であったアレクサンダー・ゴードンが小規模な蒸留所でも認可が下りるように税率を下げる税制を提案し、その後最初に政府公認の蒸留免許を取得したのがグレンリベットで、1824年のこと。
これが密造酒時代に幕を下ろすきっかけになるのですが、当時はグレンリベットのジョージ・スミス1人だけが政府公認蒸留所の道を選んだため、かつての密造酒作りの仲間達からは裏切り者扱いされて、命を狙われていたという話しもあります。





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