エル・プリメロ

エル・プリメロはゼニスが誇る高速クロノグラフムーブメントの名称であり、現在ではエル・プリメロを積んだ「エル・プリメロ」というコレクションがゼニスの主力として存在しています。

ムーブメントの方のエル・プリメロは1969年に発表された自動巻きクロノグラフムーブメントで、世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントでもあります。
1969年の年初にゼニスが、3月にはホイヤー、ブライトリング、ハミルトン連合がキャリバー11という自動巻きクロノグラフムーブメントを発表。さらに5月にはセイコーがスピードタイマーを発売しています。
このように、この1969年と言う年は各社が自動巻きクロノグラフムーブメントの開発競争をしていた年なのですが、他のムーブメントに比べエル・プリメロの優位点としては毎時36000振動(10ビート)のハイビートであるという点があげられます。
現在でも、多くの機械式ムーブメントは28800振動で一秒間に8回針が進む8ビートであり、それらと比較してもエル・プリメロはハイビートといえます。高速ムーブメントは一般的に精度の点で有利であるが、パワーリザーブが短くなる傾向があります。
にも関わらず、エル・プリメロは50時間以上というロングパワーリザーブを実現しており、全体の大きさも日付表示まで備えて、厚さ6.5㎜、直径29.33㎜という大きさに押さえられています。

ところが、その1969年年末になってセイコーは世界初のクォーツ腕時計のアストロンを発表。
このクォーツムーブメントは機械式ムーブメントを壊滅的な状態に追い込み、いわゆるクォーツショックによってスイスの時計業界は冬の時代を迎えます。

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ゼニス/ブランド紹介

ゼニスは有名な高速クロノグラフムーブのエル・プリメロや、通常のムーブメントのエリートなどを持つ、マニュファクチュールです。
創立は1865年でジョルジョ・ファーブル=ジャコが時計造りの天頂(ゼニス)を目指してル・ロックルに時計工場を設立、マニファクチュール・ド・モントル社を開いたのが始まりです。
それが1900年の万博に懐中時計用ムーブメント「ゼニス」を出品して金賞を得て、1911年に会社名をFabriques des Montres Zenith SAファブリーク・ド・モントル・ゼニスに変更している。
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