オメガ デ・ヴィル

デ・ヴィル(de-ville)はオメガのドレスウォッチコレクション。
オメガといえばスピードマスター、シーマスターのスポーツウォッチのイメージが強いブランドですが、デ・ヴィルは通常使いに使えるコレクションとして人気を博しています。
その他にコンステレーションというコレクションもありますが、こちらはラグジュアリーウォッチで、また少しイメージが違ってきます。

デ・ヴィルはフランス語で都会という意味だそうで、都会的でスマート、知的な印象のデザインを基本に、高品質なモデルを揃えています。
07年にオメガは数十年ぶりになる自社製ムーブメントであるオメガ8500シリーズを設計・製造したのですが、そのオメガ8500シリーズを最初に搭載したアワービジョンはデ・ヴィルのモデルになります。そのことからもオメガがデ・ヴィルコレクションを大切に扱っていることが伺えます。
“オメガ デ・ヴィル” の続きを読む

コーアクシャル・エスケープメントとは

コーアクシャル・エスケープメントとは、ジョージ・ダニエルズが1974年に発明した脱進機のシステム。
脱進機とは機械式ムーブメントの仕組みの1つで、時計が正しく時を刻むためにはゼンマイがほどけるスピードを一定に保つ必要があるのですが、この役割を調速機と脱進機の二つの機構が担っています。このうち脱進機は、歯車の輪列の最後に位置して廻るギザギザの歯車である「ガンギ車」と往復運動によってガンギ車の歯を一つづつ正確にすすめる「アンクル」という部品で構成されていて、時計の動力であるゼンマイが一気に解けないように制御します。
これはかなりムーブメントの中でもかなり負担が掛かる部品で、しかも時計の精度に大きな影響を与える大事な部品でもあります。

ジョージ・ダニエルズ博士が発明したコーアクシャル・エスケープメントは2枚のガンギ車を同軸上に配置することでガンギ車の歯先にかかる摩擦を最小限に抑えるという仕組みで、これによって潤滑油補給の必要が無くなってオーバーホールの間隔が長くなりました。精度の面でも良い影響があって、コーアクシャルは次世代の脱進機のあるべき姿として期待されましたが、非常に繊細な部品を組み込むことを要求され、ワンオフやそれに近いスペシャルウォッチならばともかく、量産品に搭載するのは無理だと思われていました。
しかし、1990年代なかばにオメガが量産化にチャレンジ。
1999年にデ・ヴィル・コーアクシャルというモデルで、コーアクシャル搭載コレクションに定番化、量産化に成功します。

“コーアクシャル・エスケープメントとは” の続きを読む