ペトラン式巻き上げ機構とは

ペトラン式の自動巻き上げ機構とはIWCの伝説的な時計師アルバート・ペトランが開発したローターの巻き上げ機構です。
アルバート・ペトランは長らくIWCの技術責任者を勤めた時計師でIWC中興の祖と言っても良い業績を残した人物です。このペトラン式巻き上げ機構を開発したのは、1950年。
当時のIWCは手巻きムーブメントの名作と言われたCal.89系が主流で、このムーブもペトランが設計したもので、当時は薄さがもてはやされていたのですが、頑丈さにこだわり敢えて厚みのあるムーブメントを設計。手巻きムーブメントの手本、古典的名機と言われた名作です。

そのCal.89系の次にIWCが開発したのが、自動巻きのムーブメントの世界でやはり名機と言われたCal.50系。自動巻きムーブメントは手で竜頭を巻き上げる他に、ローターを回転させてゼンマイを巻き上げるのですが、その際にペトランが開発した方式はローターがどちら側に回っても、ゼンマイが巻き上がるという仕組みで巻き上げ効率が格段に良くなっています。しかも、このペトラン式を採用することで衝撃にも強くなりますし、現在に至るまで自動巻き時計の最も効率的な方式として現在に至るまで高く評価されています。
“ペトラン式巻き上げ機構とは” の続きを読む