オリエントスター メカニカルムーンフェイズ RK-AM0002L

オリエントの新製品。オリエントはセイコーエプソンに完全に買収されましたが、その性格は今のところ、しっかりと引き継がれていて、しっかりと機械式らしい出来栄えです。

搭載しているムーブメントはオリエントが誇る46系ムーブをベースにしたオリエントスターでは初めての月齢(ムーンフェイズ)モデル。ダイアル上の6時位置のインダイアルに月齢機能を表示しており、魅力を高めています。
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エポス Collection Sportive Ref. 3417 SK

エポスのスクエアモデルのおすすめです。

スクエアモデルというと、クラシカルでアール・ヌーヴォーの影響を受けて生まれただけにエレガントな雰囲気が売りのものが多いのですが、このRef.3417はレトロフューチャー風のガジェットを思わせます。
ベゼルはビス止めで機械的な印象。スケルトンデザインでムーブメントの歯車がスチームパンクの感性を感じさせます。
ムーブメントは自動巻を積んでいますが、ETA2824-2かSW200。地板を少し削っているようで、スチームパンク的な「絵」を強調しています。
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エポス 懐中時計 POCKET WATCH 2003SK

エポスの懐中時計の05年の作品。
懐中時計といえば、クォーツムーブメントか手巻きのムーブメントのいずれか。この2003SKはユニタスの6497を搭載したモデルで、やや大ぶりでスケルトン。

エポスは割合に低価格で高品質な時計を提供し続けるブランドで、事実上の創業者であるピーター・ホッファーは機械式時計の暗黒時代の80年代にその復活を信じて、これまで機械式時計に縁のなかった人々のためにその製品を送りだしてきました。
価格を抑えるため、ムーブメントはETAあたりの汎用ムーブを使い、価格以上の性能を実現してきました。
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ランゲアンドゾーネ 1815

1815はドイツ時計の至宝、ランゲアンドゾーネのシンプルな3針式のコレクションです。ランゲアンドゾーネは、東西ドイツ統一後の1994年に復活して、かつての栄光を取り戻していますが、復活第一弾のランゲ1をはじめ、当初は複雑時計ばかりのラインナップだったのですが、この1815あたりからシンプルな時計も製造するようになってきました。

もちろん、シンプルだからと言って、複雑時計よりも簡単に作っているというわけではなく、1815のための独自開発したムーブメントや完璧な仕上げのケース、ダイアルなどなど、細部までゆるがせにせずに作り込んでおり、風格のある仕上がりになっています。

現在では、スモールセコンドの3針式モデルに加え、アニュアルカレンダーやクロノグラフ、トゥールビヨンまで揃えて、堂々たるコレクションに成長しています。
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IWC アクアタイマー

アクアタイマーはIWCのダイバーズウォッチコレクション。技術主導のIWCとしてはダイバーズウォッチは昔から取り組み続けてきた分野で、多くの名作を持っています。
IWCが初のダイバーズウォッチを制作したのが1967年。当時はスキューバダイビング人気が高まりつつ合って、それに対応して生まれたのが初代のアクアタイマー。200メートル防水を実現し、潜水時間を計測する回転式インナーベゼルを採用しています。

そのつぎのアクアタイマーが有名なオーシャン2000。1982年に開発されたこのモデルは、西ドイツ軍の要請で生まれたもので、デザインがポルシェデザイン。ダブルネームになっていて、素材にチタンを採用し、ポルシェデザインらしいシンプルなモデルで、現在でも人気の伝説的なコレクションです。
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カリブル ドゥ カルティエ

カリブル ドゥ カルティエはカルティエの定番としては始めての男性専用モデルで、2010年に登場したもので、また量産するレギュラー製品に始めて自社開発ムーブメントを搭載したモデルです。
カルティエは腕時計の分野で長い歴史を持つメゾンで、歴史上始めての腕時計を市販したほどの名門ですが、基本的にはジュエリーブランドであって、時計については中身は他社のムーブメントを使ってきました(もっとも、その他社はジャガールクルトであったり、その前身の名時計師のエドモンド・ジャガー氏制作のものだったり、一級品ばかりですが)が、それが長い長い時を経て、始めて自社開発のムーブメントを積んだのがこのカリブル ドゥ カルティエなのです。

カリブルはキャリバー(ムーブメント)の意味でもあり、現在では他のコレクションにもカルティエ開発の1904や1847が載っていますが、2010年当時はこのカリブル ドゥ カルティエだけであり、カルティエがいかに大きな期待をかけて、このコレクションを世に出したのかがわかります。
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オリエントスター レトログラード WZ0091DE、WZ0101DE

オリエントの機械式モデル。通常、運針は円を描いて廻るものだが、レトログラードは扇形を描いて動き、目盛りの端に達した瞬間に起点にフライバックする機構のことです。フライバックはフランス語で逆行という意味。
以前は機械式ムーブメントで無いと実現が出来なかったことで、象徴的な意味合いで、機械式をアピールする意味で使われることが多いのですが(現在は希にクォーツでもレトログラードを実現しているモデルがあります)、オリエントでも多くのモデルにレトログラードが採用されています。
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クレ ドゥ カルティエ

クレ ドゥ カルティエは、2015年にカルティエの新作コレクションとして登場したもの。カルティエの定番コレクションとして、ギョーシェ彫のダイアルに美しいローマンインデックス、ブルースティールとカルティエらしいダイアルデザイン。
ケースデザインはオーパル型というか、ケースのサイドからラグまで流れるようなラインを描いていて、アーモンドを思わせるような形が魅力。

クレ(鍵)という名は、特徴的なリューズから名付けられたもので、やや女性的なイメージがありますが、カルティエの定番らしくメンズサイズ、ボーイズサイズ、レディスサイズと揃っています。
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バロンブルー ドゥ カルティエ

バロンブルー ドゥ カルティエは、カルティエの定番の1つで、バロン(風船)のような軽く膨らんだフォルムに青いサファイアを閉じ込めたコレクション。カルティエは、歴史上始めて市販の腕時計を作った、時計メゾンとして考えても非常に歴史のある存在で、20世紀初頭から第1次大戦前後までの間に多くの定番モデルをリリースして、それが今現在でも定番として存在し続けるという稀有なブランドです。

そうした古典的な作品以外に、21世紀になってから、カルティエは幾つか定番をリリースしており、バロンブルー ドゥ カルティエはその嚆矢とも言えるもの。07年に登場して以来、またたく間にカルティエを代表するモデルとなりました。
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パテックフィリップ カラトラバ

カラトラバはパテックフィリップのエントリーモデルにして、フラッグシップモデルでもあるコレクション。
基本的には3針式または2針式のシンプルなドレスウォッチであり、面白みは無いものの、シンプルなだけに時計本体の作りの良さが命であります。

もともとパテックフィリップは普段使いで使えるのは、本当にお金持ちの一部の人たちだけですが、そうした人にとってもカラトラバはもっとも使い勝手の良いモデルと言えるでしょう。
ケース素材は基本的にゴールドなのですが、複雑機構を積まないモデルが数百万というのは、なかなかにハードルが高いものです。

カラトラバの名前は中世の1158年にスペインの宗教騎士団がカラトラバ砦をムーア人から守ったという故事に由来しています。19世紀の終わり頃にパテックフィリップはこのスペインの騎士の印である剣と十字架(4つの百合の花)を組み合わせた社標のカラトラバ十字を、自社のブランドシンボルに採用。
現在でもパテックフィリップの時計にはこのカラトラバ十字が描かれています。
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