IWC アクアタイマー

アクアタイマーはIWCのダイバーズウォッチコレクション。技術主導のIWCとしてはダイバーズウォッチは昔から取り組み続けてきた分野で、多くの名作を持っています。
IWCが初のダイバーズウォッチを制作したのが1967年。当時はスキューバダイビング人気が高まりつつ合って、それに対応して生まれたのが初代のアクアタイマー。200メートル防水を実現し、潜水時間を計測する回転式インナーベゼルを採用しています。

そのつぎのアクアタイマーが有名なオーシャン2000。1982年に開発されたこのモデルは、西ドイツ軍の要請で生まれたもので、デザインがポルシェデザイン。ダブルネームになっていて、素材にチタンを採用し、ポルシェデザインらしいシンプルなモデルで、現在でも人気の伝説的なコレクションです。
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IWC インヂュニア

インヂュニアはIWCの人気モデルの一つです。
モデルの始まりは50年代。当時は時計の耐磁性能をどのように持たせるのかが、多くの時計ブランドにとって課題であり、IWCでもこの研究を続けてきました。
その結果として、ケース内に軟鉄製のインナーケースを入れ込んで、ムーブメントを守る耐磁時計を発売。インヂュニアとは英語でエンジニアのことで、電磁波が乱れ飛ぶ職場での時計の性能を確保するモデルのことです。
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ペトラン式巻き上げ機構とは

ペトラン式の自動巻き上げ機構とはIWCの伝説的な時計師アルバート・ペトランが開発したローターの巻き上げ機構です。
アルバート・ペトランは長らくIWCの技術責任者を勤めた時計師でIWC中興の祖と言っても良い業績を残した人物です。このペトラン式巻き上げ機構を開発したのは、1950年。
当時のIWCは手巻きムーブメントの名作と言われたCal.89系が主流で、このムーブもペトランが設計したもので、当時は薄さがもてはやされていたのですが、頑丈さにこだわり敢えて厚みのあるムーブメントを設計。手巻きムーブメントの手本、古典的名機と言われた名作です。

そのCal.89系の次にIWCが開発したのが、自動巻きのムーブメントの世界でやはり名機と言われたCal.50系。自動巻きムーブメントは手で竜頭を巻き上げる他に、ローターを回転させてゼンマイを巻き上げるのですが、その際にペトランが開発した方式はローターがどちら側に回っても、ゼンマイが巻き上がるという仕組みで巻き上げ効率が格段に良くなっています。しかも、このペトラン式を採用することで衝撃にも強くなりますし、現在に至るまで自動巻き時計の最も効率的な方式として現在に至るまで高く評価されています。
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IWC ポートフィノ

ポートフィノはIWCのコレクションの一つで、イタリアのリゾート地であるフィノ港の名を冠したもの。
コレクション名の由来は、多くの時計を持つことができないリゾート地でTPOを意識せずに使える時計というコンセプトから名付け荒れたもので、1984年に登場。
当初は懐中時計のムーブメントを押し込んだ、いわゆるデカ厚時計でしたが、まだその流行が来る前であったので、すぐにサイズダウンしてごく普通の使いやすいシンプルなデザインのモデルになってから、売上が増えたそうです。
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IWCパイロットウォッチ

IWCは元来、耐磁時計の分野で戦前、戦後に渡り研究を続けてきましたが、その性能が遺憾なく発揮できる場所として航空機のコックピットがあげられます。
それで、パイロットウォッチの分野にも割合に早く参入して、マークシリーズというコレクションを発表。1936年に初代パイロットウォッチを発表。戦中には軍用パイロットウォッチとして愛され、戦後はマーク9というモデルがロングセラーになって国際線のパイロットに愛されてきました。
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IWCシャフハウゼン/ブランド紹介

IWC(international watch company)は1868年創業のスイス・シャフハウゼンの時計メーカーです。創業者はフローレンス・アリオスト・ジョーンズという米国人の時計職人で、米国流の生産方式(大量生産技術)をスイスに持ち込んで時計作りを目指しましたが、それまでの時計産業の中心地ではスイスの伝統的な職人気質に邪魔をされて、ドイツ国境近くのシャフハウゼンに創業の地を選びました。
当時、シャフハウゼンはハインリッヒ・モーザーというその地出身でロシアで成功を収めた時計職人が、ライン川の水力発電所の建設に関わり、低廉で安定した電力がジョーンズに魅力を感じたと言われます。

その後、19世紀の内にIWCはドイツ資本に買収されて、ドイツ的な色彩の強いブランドに成長していきます。
20世紀に入ってからは、IWCは電磁波の影響を遮断する耐磁時計や、その耐磁性を利用したパイロットウォッチ、手巻きの名作ムーブメントCal.89や、自動巻きで優れた巻き上げ効率を誇るペトラン式のCal.854シリーズなどを開発しました。

しかし、高価だが高性能で信頼できる実用時計というIWCの立ち位置はクォーツの登場で壊滅的な打撃を受け、経営も傾きます。
最も厳しい時期には従業員が一年で1/3に減り、残った従業員も週4日出勤という状況になって、自社ムーブメントの製造も中止となります。

これを救済したのがドイツのマンネマンとVDOであって、経営者として派遣されたギュンター・ブルムラインは優れたコレクションを発表し続け経営の立て直しに成功します。
現在のIWCは高級ブランド時計として、多くの時計好きに愛されており、技術主導型で質実剛健なイメージを維持しています。
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