竹鶴ピュアモルトはニッカウヰスキーのブランド名で、名前の由来はもちろんニッカウヰスキーの創業者で、NHKの朝の連ドラのモデルにもなった竹鶴政孝。
この竹鶴ピュアモルトはモルトならではのコクと味わいがありながら、飲みやすさもあるブレンドで、現在のラインナップは竹鶴ピュアモルト、竹鶴17年ピュアモルト、竹鶴21年ピュアモルト、竹鶴25年ピュアモルト。
エイジ毎に性格が異なりますが、それは上質なモルト原酒に竹鶴政孝以来受け継がれたブレンダーの技術によるものです。
竹鶴はニッカウイスキーが持つ2つの蒸留所である余市と宮城峡の2つの蒸留所で作られたモルトウイスキー(大麦麦芽を原料としたウイスキー)をブレンドしたものです。ウイスキーは大まかに分けると、一つの蒸留所のモルトウイスキーをブレンドして作られるシングルモルト、複数の蒸留所で作られたモルトウイスキーにグレーンウイスキー(とうもろこし、小麦などの穀類と麦芽を原料としたウイスキー)をブレンドしたブレンデッドウイスキーに大別出来ますが、その中間的な存在としてヴァッテッドモルト(ピュアモルトウイスキー)と呼ばれるジャンルもあります。
このヴァッテッドモルトは複数の蒸留所でつくったモルトウイスキーのみをブレンドしたもので、この竹鶴はヴァッテッドモルトに当たります。
この分類はスコッチウイスキーの世界のもので、バーボンなどではまた違うのですが、ジャパニーズウイスキーはまさにこの竹鶴政孝が英国に留学して、ヘーゼルバーン蒸留所、ロングモーン蒸留所でウイスキー造りを学んで日本に伝えたことを発端として発達したので、分類や名称もスコッチのものを継承しています。
竹鶴は、近年のジャパニーズウイスキーの大人気による需要の高まりで、竹鶴12年、35年は終売。しかし、ノンエイジのピュアモルト、17年、21年、25年が継続されているのは朗報です。
なお、竹鶴17年はWWA2018で「ワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキー」世界最高賞を受賞しており、これは竹鶴ブランドとしては8回目。世界的に高い評価を受けています。
※2020年1月追記。
ニッカウヰスキーでは、折からの人気による原酒不足のため、竹鶴17年、21年、25年のエイジングものは2020年3月末で終売することを発表しました。ジャパニーズウイスキーの終売はもはや珍しいことではありませんが、残念なことです。
2020年8月追記。
さらにノンエイジの竹鶴ピュアモルトも数量限定に……。かつてはそれほど気張らずに呑めたものですが、今やかなり希少な銘柄になりつつあります。
楽天市場で竹鶴ピュアモルトを検索
【お一人様1本限り】 ニッカ 竹鶴ピュアモルト 43度 箱なし 700ml





Yahoo!ショッピングで竹鶴ピュアモルトを検索
竹鶴17年ピュアモルト 700ml、竹鶴ピュアモルト 飲み比べセット
*トップに戻る*
※ 2021年2月16日に業界の自主基準で「ジャパニーズウイスキー」の表示基準が決まりました。その内容について記事にしています。