鯉川は、山形県余目の鯉川酒造の銘柄です。
鯉川酒造は享保10年(1725年)創業で、蔵の有る余目は古くは日本三大品種といわれた亀の尾の発祥の地です。
亀の尾はコシヒカリや酒造好適米の美山錦、五百万石、出羽燦々などのルーツにあたり、庄内町の阿部亀治翁が明治中期に冷害に強い米として見つけ出しました。
亀の尾は飯米、酒米、寿司米のいずれの用途も評価が高かったのですが、害虫に弱く、化学肥料で育てると米がもろくなるなどの弱点があり、次第に子孫品種に変わっていきました。
鯉川は、山形県余目の鯉川酒造の銘柄です。
鯉川酒造は享保10年(1725年)創業で、蔵の有る余目は古くは日本三大品種といわれた亀の尾の発祥の地です。
亀の尾はコシヒカリや酒造好適米の美山錦、五百万石、出羽燦々などのルーツにあたり、庄内町の阿部亀治翁が明治中期に冷害に強い米として見つけ出しました。
亀の尾は飯米、酒米、寿司米のいずれの用途も評価が高かったのですが、害虫に弱く、化学肥料で育てると米がもろくなるなどの弱点があり、次第に子孫品種に変わっていきました。
山形正宗は山形県天童市の水戸部酒造の銘柄。明治31年より酒造業を営んでいて、現在は「酔芙蓉」と「山形正宗」を造っています。
水戸部酒造はワイン醸造で活用される技術を応用した日本初の酒「まろら」を開発するなど、進取の気性に富んだ蔵元で、この山形正宗は樹齢100年を超える柾の杉材を使った麹室など、徹底したこだわりを持って醸造しており、穏やかな吟醸香の食中酒です。
出羽桜は、山形県天童市の酒蔵である出羽桜酒造の銘柄です。
1855年(安政2年)に仲野清五郎が熊政宗醸造元として酒造りを開始。その後1892年(明治25年)に仲野清次郎が分家して白梅、出羽桜の醸造元として仲野酒造業を創業し、1970年(昭和45年)に現在の出羽桜酒造に社名変更します。
洌は、小嶋総本店の銘柄。
小嶋総本店は東光の名で知られる蔵元で、創業は慶長2年(1597年)。関ヶ原が1600年ですから、その前のことで、米沢藩上杉家の御用酒屋であり、江戸時代に頻繁に禁酒令が出されたときでも酒造りを許されていた数少ない造り酒屋の一つです。
現在まで四百有余年、二十三代の長きに渡って酒造りをしています。
春霞は秋田県仙北郡六郷町の栗林酒造店の銘柄。六郷町は古来から「百清水」と言われ、名水百選指定の湧き水の里です。
春霞は明治7年創業で、仙北平野の良質の米と、六郷町の地下水に恵まれてきました。創業当時は泉川などの銘柄で出荷していたそうで、春霞の銘柄はいつごろから使われたのか定かではないそうです。
春霞は、仕込蔵は昭和初期に建てられたもので、トンネルのように百メートル以上も延々と続いており一本蔵と呼ばれています。手前から「前の蔵」「仕込蔵」「槽場(ふなば)」と続き、槽場の奥は貯蔵用になっています。外には大きな栗の木が蔵に沿って数本そびえていて、これが栗林の仕込み水の由来になっています。