ラフロイグ(LAPHROAIG)はアイラ島で作られるアイラモルトの名品で、アイラモルトらしくスモーキーで薬品を想わせるヨードの香り。味わいはオイリーで濃厚です。
ラフロイグはアイラモルトの王と呼ばれるほどの存在で、世界的な人気になるほど人々を魅了してきました。
創業は1815年で、ゲール語で「広い入り江の美しい窪地」という意味だそうです。大西洋の荒波が打ち寄せる広い湾の海辺の窪地に建っています。海抜ゼロメートルの海岸線に貯蔵庫が建っていて、波しぶきが洗い、潮の香りが漂います。
また、ラフロイグの性格を決める大きな要素が、現在でもフロアモルティングを行っていること。原料の大麦はそのままでは酵母による発酵が起こらないので、発芽させて大麦麦芽にさせ大麦のデンプンを糖分に変える必要があります。
しかし発芽が成長しすぎると芽が糖分を消費してしまうので、適切なところで発芽を止めなければなりません。その方法がフロアモルティングです。このフロアモルティングは効率が悪い上にかなりの重労働なので、今では100以上もあるスコットランドの蒸留所で実施しているのが、わずか7つで、ラフロイグがそのうちの1つになります。このフロアモルティングでピートをしっかりと炊き込むことで、スモーキーな風味が生まれるのです。
19世紀後半から、この強い個性をいわば隠し味的な存在として、ブレンデッドウイスキーに多大な貢献をしてきました。
ただ、ラフロイグ単体での飲むと、この独特な味わいがガツンときて、一度飲むと「好きになるか、嫌いになるか」という個性の強い存在になっていました。
チャールズ皇太子はこのラフロイグの大ファンで、1994年にはモルト蒸留所として始めてロイヤルワラント(王室御用達)の栄誉を与えています。
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