ダルモア(Dalmore)はスコットランド北ハイランドのシングルモルト。ダルモア蒸留所はハイランド北部のクロマティ湾の入江にあるアルネスという町の郊外にあります。
ボトルに雄鹿のレリーフが貼り付けられているのが特徴で、これは創業者のマッケンジー氏の祖先が、狩猟中に雄鹿の角で怪我をしたスコットランド国王のアレクサンダー3世を救ったことで、その御礼として雄鹿を模した紋章を与えたことが由来だそうです。
ダルモアはゲール語とノース語の両方に起源を持ち「川辺の広大な草地」を現しています。
ダルモアの創業は1839年でその後1867年にマッケンジー兄弟が運営するようになり、それと同時にダルモアはマッケンジー兄弟と仲がよいジェームス・ホワイトとチャールズ・マッカイが手がけるホワイトアンドマッカイのキーモルトとして採用されます。
1960年代にはホワイト&マッカイ社と合併したものの、マッケンジー一族は経営に携わって、経営体制が続いていました。
しかし、2007年にUBグループに買収され、さらに2014年にフィリピンのエンペラドール社に買収されています。
ダルモアの特徴としては、外見上は前述の鹿のレリーフで、味の特徴はオレンジを思わせる柑橘系の香りと適度なスパイシーな香りが混ざりあっています。
蒸留所で使っているポットスチルは初留釜がランタンヘッド型で、再留釜がネックのところにウォータージャケットが取り付けられており、このウォータージャケットが上がってくるアルコールの蒸気を冷却して、重くてオイリーなモルトを還流させるそうです。
仕込み水には蒸留所の横を流れるアルネス川の水を利用しています。
日本でも割合に酒屋で見かけることが多いメジャーなシングルモルトで、ボトルデザインのインパクトもあって男らしい雰囲気の銘柄です。
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ウイスキー ダルモア 12年 700ml (70011) 洋酒 Whisky(35-4)





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