神の河(かんのこ)は枕崎の薩摩酒造という蔵の銘柄。二条大麦100パーセントを原料に使い単式蒸留による原酒をホワイトオーク樽に3年以上貯蔵するというこだわりの製法で作られた麦焼酎です。
長期熟成ならではのふくよかな香りが魅力です。
薩摩酒造は設立が明治11年。鹿児島県枕崎に本社があり、霧島酒造、三和酒類についで焼酎メーカーとしては売上が3位。
芋のさつま白波、黒瀬、薩摩獅子、麦の琥珀の夢、久遠の雫、米の千尋、蕎麦の蕎麦蔵など多くの銘柄を造っています。鹿児島というと芋焼酎の本場で、麦はあまり作られていませんが、この神の河は敢えて有名な「白波」の名前を使わずに1988年に発売。由来は枕崎市を流れる良質な地下水の源泉の名称の「神の河」(かんのこ)からつけられたそうです。
神の河(かんのこ)は、焼酎好きの間では高い人気を誇っており、また神の河ライトは軽快な飲みくちで若い層からも支持されています。
通常、焼酎は甕貯蔵が基本なのですが、神の河はホワイトオーク樽で熟成させるというウイスキーのような熟成方法をとっており、これが無色の焼酎に淡い琥珀色を与えると共に、豊かな香りもプラスされます。現在では、徐々に樽貯蔵の焼酎も見かける様になりましたが、この神の河は早い時期から取り組んでおり、神の河を造る火の神蒸留所では専用の樽工房があって樽職人が樫樽の修復や焼き直しなどのメンテナンスまで自社で行っているそうです。
大手が作っているだけあって、入手の方も、通常のスーパーの棚で見かけますし、価格面でも割合に入手しやすく特にプレミアムが付いたりはしていません。アール・ヌーヴォーの様式を取り入れた、かなり高級感のあるボトルを使い、こだわりの製造をしている割には、普段の晩酌でも使えるほどの価格帯というのは、量は飲まないけど美味しく飲みたいという層(特に女性ファン)にはおすすめの銘柄です。
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