ティーリングウイスキーは、アイルランドのダブリンのインディペンデントボトラーです。インディペンデントボトラーとは独立瓶詰め業者で、当時クーリー社の社長であったジャック・ティーリングがハンドクラフト、スモールパッチのアイリッシュ・ウイスキーを作るべく、クーリーを離れて2012年に設立しました。ちなみにハンドクラフトは「手作業による生産」、スモールパッチとは「選び抜かれた少数の樽から瓶詰めされたウイスキー」という意味です。そういう作り方なので、生産量、流通量はけっして多くはないのですが、優れた品質を実現しています。
アイリッシュウイスキーは大手メーカーによる寡占化が進んで居ますが、このティーリングは大手に属さない独立した会社であり、アイルランドの蒸留所と樽の供給に関する契約を結び、長期に渡り確保することに成功。
2015年にはティーリングウイスキー蒸留所を開設して、独自の生産を始めており、ボトラー(瓶詰業者)から一歩、進もうとしています。