ティーリング

ティーリングについて


ティーリングウイスキーは、アイルランドのダブリンのインディペンデントボトラーです。インディペンデントボトラーとは独立瓶詰め業者で、当時クーリー社の社長であったジャック・ティーリングがハンドクラフト、スモールパッチのアイリッシュ・ウイスキーを作るべく、クーリーを離れて2012年に設立しました。ちなみにハンドクラフトは「手作業による生産」、スモールパッチとは「選び抜かれた少数の樽から瓶詰めされたウイスキー」という意味です。そういう作り方なので、生産量、流通量はけっして多くはないのですが、優れた品質を実現しています。

アイリッシュウイスキーは大手メーカーによる寡占化が進んで居ますが、このティーリングは大手に属さない独立した会社であり、アイルランドの蒸留所と樽の供給に関する契約を結び、長期に渡り確保することに成功。
2015年にはティーリングウイスキー蒸留所を開設して、独自の生産を始めており、ボトラー(瓶詰業者)から一歩、進もうとしています。




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ウエストコーク

ウエストコークについて

ウエストコーク バーボンカスク 40度 700mlアイリッシュ [ウイスキー][ウィスキー]


ウエストコークは新しい銘柄のアイリッシュ・ウイスキーの銘柄で、設立は2003年。アイルランド、ウエストコークのユニオンホールにあるデニス・マッカーシー、ジェール・マッカーシー、ジョン・オコネルの3人によって設立されました。ジェールとデニス・マッカーシーは深海トロールの男性で、ジョン・オコネルは食品会社の開発をする研究者でした。
彼らの手によってウエストコーク蒸留所が設立され、醸造、発行、蒸留装置のほとんどが現場で手作りされたという点がユニークで、アドバイサーに有名な元スプリングんく蒸留所のマスターディスティラーだったフランク・マッカーディを迎えて、品質を向上させています。

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マックギボンズ

マックギボンズについて


マックギボンズ(McGibbon’s)は、風変わりなデザインのゴルフ関連のセラミックデカンターで有名なスコッチです。
製造元のダグラス・マックギボン社(ダグラス・ラング社の系列)の創業者の妻の祖父がマックギボンという名前で、当時アイア島にある蒸留所のスチルマン(蒸留技師)で、いまマックギボンズ社の製品に使われている手書きのサインはこの祖父のものだそうです。

マックギボンズが有名になったのはゴルフレンジと呼ばれるゴルフバッグやクラブの陶製ボトルを出してからで、中身はもともと創業者のプライベート・ブレンドだったそうです。




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トバモリー

トバモリーについて


トバモリーはスコットランドの西海岸に浮かぶマル島にある港町のトバモリーにある唯一の蒸留所、トバモリー蒸留所で作られるモルトです。このマル島は有名なアイラ島よりもさらに北にあり、近年では風光明媚な土地柄から、隠れたリゾート地として徐々に人気になっています。マル島の海岸は入り組んでいて山が多く、トバモリーの町は穏やかな港で、様々な大きさの船が浮かんでいます。
トバモリー蒸留所は1798年にビールの醸造所としてスタートした後に、ウイスキーの蒸留を開始。スコットランドで最も古い蒸留所の一つでありながら、休止期間が長く、19世紀と20世紀の殆どの期間、トバモリーは生産を行っていませんでした。

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ロングジョン(ウイスキー)

ロングジョンについて


ロングジョンはスコッチのブレンデッドウイスキーの銘柄の一つ。ロングジョンという名称はベン・ネヴィス蒸留所の設立をしたジョン・マクドナルドのあだ名から名付けられました。ジョン・マクドナルドは長身でロングジョンと呼ばれたそうです。
ベン・ネヴィス蒸留所ではベン・ネヴィスというシングルモルトを作っていますが、それとは別にロングジョンという銘柄も生まれ、1958年まではベン・ネヴィスの傘下にありましたが、同年にハイランド地方のトーモア蒸留所ができて銘柄を移して以来、ロングジョンのキーモルトはトーモアになりました。




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