グレンアラヒー

グレンアラヒーについて


グレンアラヒー蒸留所はスペイサイドに1967年創業。歴史の古い蒸留所が多い中、比較的新しい蒸留所です。設計したのは、蒸留所設計の第一人者と言われるウイリアム・デルメ=エヴァンス。グレンアラヒーの意味はゲール語で「岩の谷」だそうです。
ベンリネス山の来たのアベラワー村に位置し、仕込み水にはベンリネス山の麓から出る水を使用。軽やかな風味を生み出しています。
もともと、グレンアラヒー蒸留所はマッキンレーの原酒確保が目的で建造されたものですが、これまではオフィシャルボトルはほとんど発売されていませんでした。
かつては12年もののオフィシャルボトルが発売されていた頃もありましたが、それは現在ではほぼ見かけません。




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クライゲラキ(クライゲラヒ) CRAIGELLACHIE

クライゲラキについて


クライゲラキ・クライゲラヒ(CRAIGELLACHIE)は、スペイサイドの蒸留所。クライゲラキ村にあり、ウイスキー産業の盛んなローゼス、キース、ダフタウン、アベラワーに囲まれていて、スペイサイドの中心とも呼べる場所です。スペイ川と支流のフィディック川との分岐点の近くです。
設立は1891年でホワイトホースの厳守確保のために建造されました。
創業者はピーター・マッキー。ホワイトホースの創業者でもあります。




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アルタベーン

アルタベーンについて


アルタナベーン(Allt-A-Bhainne)はスペイサイドにある蒸留所です。アルタベーンとはゲール語で「ミルクの小川」という意味だそうです。

1975年に、シーバスリーガルに原酒を供給する目的のために設立された蒸留所で、89年にポットスチルを2つ追加して、現在では4つのスチルによって、年間に400万リットルほど生産されています。
蒸留所はベンリネス山の麓にあるグレンリネス村にあり、仕込み水はベンリネス山の湧き水からなる泉を源にしたスカラン川とローワントゥリー川からひいています。このベンリネス山の向こう側には有名なアベラワー蒸留所もあり、ダフタウンからも数キロほどしか離れていませんが、水源の違いから来るのか、アルタベーンのモルトは軽やかで透明感と上品さがあると言われます。




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オスロスク

オスロスクについて


オスロスクは、スペイサイドのシングルモルトの1つで、1974年創設と割合新しい蒸留所で作られます。このオスロスク蒸留所はスペイサイドのバンプシャーにあり、オスロスクという名前の由来は「赤い流れを渡る浅瀬」というゲール語から来ているそうで、綴りはAuchroisk。これはスコットランド語であって外国人には発音がしにくいということもあって、かつては「ザ・シングルトン」という名前をつけて、オスロスク蒸留所のシングルモルトは販売されていました。
オスロスク蒸留所開設の目的は、大手のブレンデッドウイスキーだるJ&Bの原酒の安定確保、そして新たなシングルモルトの誕生であって、まだ若い蒸留所であるにも関わらず、設立当初から多くの品評会で賞を獲得しています。

74年に設立したオスロスク蒸留所は78年に最初のシングルモルトを生産、ところが先程も述べたように発音の問題が有って、86年に「ザ・シングルトン」と改名されました。そして、97年にオーナー会社の吸収合併がおこったため、シングルトンというブランドはなくなってしまいました。




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オルトモア

オルトモアについて


オルトモアは1897年にスコットランド、スペイサイドにあたるバンフシャー州のフォギーモス(霧が深い湿原)に設立された蒸留所です。ゲール語で大きな小川という意味で、アレクサンダー・エドワードが創業。
この土地は野生の植物が自生する土壌があり、そこでろ過された水と、ピートを使わない麦芽によってフレッシュでドライなフィニッシュが楽しめるシングルモルトが生まれます。

オルトモア蒸留所を設立したアレクサンダー・エドワードは、バーニーズ蒸留所の所有者でもあり、当初のオルトモアは水車の動力を使っていましたが、すぐに蒸気機関を使うようになり、70年に渡り蒸気機関による電力が供給されていました。
蒸留所は設立されてすぐの1898年には拡大されて生産量も増え、順調に行くのかと思われましたが、翌年に買収されてさらに買収先が倒産。閉鎖されました。一度は1904年に再開するものの、今度は第一次大戦のアオリを受けて再び閉鎖。




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