タムデューはスペイサイドの中心地にある蒸留所で、ゲール語で「黒い丘」と意味します。スペイ川の北側にあり、すぐとなりはノッカンドゥ蒸留所で、カードゥ蒸留所にも近い場所にあります。
この蒸留所で製造が開始されたのは1897年で、良く1898年にはすでにハイランド・ディスティラー社に買収されます。同社はブレンド用のモルト原酒を必要としており、それを供給するためでした。
設立にあたっては、そのハイランド・ディスティラー社のディレクターであるウイリアム・グラントが建設費を集め、有名な蒸留所設計家のチャールズ・ドイグが設計を担当しました。
その後、1911年から13年までと、28年から48年まで操業を停止しています。そして大戦後の48年の再操業の2年後は、既存のフロアモルティング製法に代わってサラディン式モルティングを導入。
サラディン式モルティングは区切ったフロアに大麦を入れて、下から空気を送って撹拌するというもので、スコットランドで唯一、サラディン式モルティングをする蒸留所として知られていました。特に70年代には設備を増設して、生産量は3倍に増えましたが、2010年に再び操業停止。さらにイアンマクロード・ディスティラー社が同蒸留所を買収して、メンテナンスを実行した後に、2013年5月4日にスペイサイドウイスキーフェスティバルで復活しました。
タムデューで製造される原酒はJ&B、カティサークなどのブレンドウイスキーに使用されてきましたが、現在ではそれだけではなくシングルモルトを作る蒸留所として、製品を供給しています。シェリー樽での熟成を得意としており、以前のハイランド・ディスティラー社がオーナーであった頃に製造され熟成された18年ものなども含め、品質の高いシングルモルトで知られます。
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