ハイランドクイーン

ハイランドクイーンについて


ハイランドクイーンはブレンデッドウイスキーの銘柄の一つで、日本では知名度は、ホワイトホースやジョニ赤のように高くはありませんが、1893年から存続している名門の一つです。マクドナルド&ミューア社(Macdonald & Muir)のロデリック・マクドナルドによって始められた銘柄です。銘柄名の由来は、スコットランドのメアリー・スチュアートをたたえたものです。メアリ女王がフランスからスコットランドに帰国した際に上陸した場所が、マクドナルド&ミューア社が置かれたスコットランド・リースだったことにちなんでいるそうです。
オリジナルのハイランドクイーンはグレンモーレンジ蒸留所からキーモルトが供給されていたとのことです。

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グレンキンチー

グレンキンチーについて


グレンキンチーは、ローランドを代表する蒸留所で、スコットランドの首都エジンバラからわずか30キロ前後の場所にあるキンチーバーンに位置し、「エジンバラモルト」というあだ名を持っています。
蒸留所は農地にあるそうで、キンチー(Kinchie)という名前は土地の元の所有者であるDe Quincyが訛ったものだそうです。
起源は1825年にジョン・レイト、ジョージ・レイト兄弟によって設立された蒸留所までさかのぼりますが、記録は曖昧ですが、それ以前にミルトン蒸留所として知られた蒸留所が同じものであった可能性もあります。
公的にはグレンキンチー蒸留所の始まりは1837年。レイト兄弟が、蒸留所を現在の名称に改名して操業し始めます。
しかし、1853年に破産してしまい、蒸留所は製材所になったということです。

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ザ・シングルトン・オブ・ダフタウン

ザ・シングルトン・オブ・ダフタウンについて


ザ・シングルトン・オブ・ダフタウンは、スペイサイドのダフタウン蒸留所で作られるシングルモルトです。
ダフタウンはスペイサイドのダフタウン地区の蒸留所です。このダフタウン地区にはバルヴェニーグレンダラングレンフィディックモートラックなどの名門蒸留所があり、スコッチウイスキーのメッカの一つです。

ダフタウン蒸留所は1895年にリバプールの実業からによってDufftown-Glenlivet Distilleryとして設立されました。このときに建物は新築せずに以前に工場だった建物を蒸留所に改装して使いました。
1933年にアーサー・ベル&サンズに買収されて、現在はディアジオ社が所有しています。

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タムドゥ

タムドゥについて


タムドゥ(TAMDHU)は、スペイサイドの小さな蒸留所で、1896年に設立し、翌年に蒸留・樽詰めされるようになりました。創業者はウイリアム・グラント。彼は銀行家でハイランドディスティラリー社の役員でもありました。
このタムドゥはゲール語で「黒い丘」というそうで、スペイ川近くに建てられています。

小さな蒸留所で、1911年から13年の間と、28年から48年までの間の2回漕業停止しており、2010年3月には蒸留所が休止してしまったこともあります。しかし、2013年にシングルモルトの製造が再開しています。

タムドゥで作られるウイスキーはフェイマスグラウスJ&Bカティサークなどのブレンデッドウイスキーの原酒にほぼ使われてしまい、シングルモルトとしてはほとんど市場には出回っていません。

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ベンリネス

ベンリネスについて


ベンリネスは、スペイサイドのベンリネス山(標高840メートルで、スコットランドで最も高い山)の北の麓にあって、標高213メートルにあります。
創業は1826年でピーター・マッケンジーによって建てられましたが、1829年に洪水によって破壊されてしまい、1834年にジョンイネスが1キロほど北西の現在の土地に再建。
それで、蒸留所のオフィシャルな創業年は1834年になっています。

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