ロバートブラウンはキリンディスティラリーのウイスキーの銘柄です。日本のウイスキー市場は大手と言えばサントリーとニッカが代表格で、あとは地ウイスキーが気を吐いているという状況なのですが、そうした中で異彩を放っているのがキリンです。
1971年にバーボン、コニャックに続いて、スコッチウイスキーも輸入自由化されて、関税も引き下げられて価格が庶民の手に届くところまで落ちてきたことで、一大輸入洋酒ブームがおこります。
その同年にキリンはシーグラム社、シーバス・リーガル社と業務提携し、翌年には3社の合弁会社キリンシーグラムを設立。御殿場市に蒸留所の建設を開始します。
御殿場は夏は涼しく、冬は寒く、霧が多いという気候で、スコットランドのハイランド地方に似ているということ、富士の伏流水が入手しやすかったということで、蒸留所建設の地として選ばれたそうです。
そして、キリンシーグラム初のウイスキーということで、ようやく1974年に完成したのがロバートブラウンになります。
このロバートブラウンという名称はかつてシーグラム社がスコットランドに保有していた古い蒸留所の名前から来ており、シーバス・リーガル社の伝統と経験を学び引き継いだ、日本のディスティラーたちの矜持を示すものです。
ロバートブラウンの鐘のような形のボトルデザインは、シーグラム社のパッケージングデザイナーが来日して、京都の古い寺の釣り鐘からインスピレーションを得て制作したとのことです。
それ以来、ロバートブラウンは日本の市場で販売されており、現在では80%から90%が国産で、残りを海外から輸入した原酒をブレンドしたブレンデッドウイスキーとなっているそうです。
富士御殿場蒸留所のマスターブレンダーである田中城太氏は2017年のアイコンズ・オブ・ウイスキーのマスターディスティラー、およびマスターブレンダー部門で世界最優秀賞を受賞しており、それもあって、富士山麓は大いにウイスキーファンの注目を集めて売れているのですが、残念ながらロバートブラウンはそれほど人気が高いわけではなく、あまり量販店でも見かけません。
しかし、昭和の味わいを今に伝える数少ない銘柄の一つで、意外と見逃せません。
そろそろモデルチェンジするか、新しいラインナップを追加して今のウイスキーファンの心を掴む味わいを手に入れたら、富士山麓人気に引っ張られて、ロバートブラウンも人気復活するかも。
キリンシーグラム(02年に合弁を解消して、それからはキリンディスティラリー)が運営する富士御殿場蒸留所は、伝統的なポットスチルによって蒸留されるモルトと、3タイプのグレーンの合計4種のウイスキーが作られています。そのグレーンを蒸留する蒸留器3つはそれぞれタイプが違い、その特性を活かして味わいの異なるグレーンに仕上がっており、一つの蒸留所で多彩なラインナップを維持できる理由になっています。
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