グレンキンチーは、ローランドを代表する蒸留所で、スコットランドの首都エジンバラからわずか30キロ前後の場所にあるキンチーバーンに位置し、「エジンバラモルト」というあだ名を持っています。
蒸留所は農地にあるそうで、キンチー(Kinchie)という名前は土地の元の所有者であるDe Quincyが訛ったものだそうです。
起源は1825年にジョン・レイト、ジョージ・レイト兄弟によって設立された蒸留所までさかのぼりますが、記録は曖昧ですが、それ以前にミルトン蒸留所として知られた蒸留所が同じものであった可能性もあります。
公的にはグレンキンチー蒸留所の始まりは1837年。レイト兄弟が、蒸留所を現在の名称に改名して操業し始めます。
しかし、1853年に破産してしまい、蒸留所は製材所になったということです。
それが再建されたのは1881年で、ジェームズ・グレイ少佐のもとでウイスキーづくりが再開します。
そして、数十年が過ぎた1969年。蒸留所は製麦を辞めて、製麦の設備は現在ではモルトウイスキーの博物館になっています。
シングルモルトとしてのグレンキンチーの知名度は、1989年にUD社がクラシックモルツのシリーズの一つとして発売するまではほとんど無く、現在の地位は意外と短い間に築かれたものになりますね。
なお、現在はモアヘネシーディアジオの傘下にあります。
グレンキンチーのモルトはほとんどがヘイグ、ディンプル、ジョニーウォーカーのキーモルトとして使われているそうで、比較的日本では入手がしにくいモルトになります。味わいは軽くスイートであると言われていて、ローランドモルトらしいものになっています。
なお、大都市のエジンバラのすぐ近くということもあり、蒸留所見学もさかんに行われているそうです。
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