オールドスマグラーはスコッチのブレンデッドウイスキーの銘柄の一つ。1835年に遡る歴史を持つ名門で、ハイランド、ローランド、アイランズの40の蒸留所の原酒をブレンドしたものです。
1936年にカナダのハイラム・ウォーカーがバランタインや、このオールドスマグラーを製造していたジェームズ&ジョージスタンダード社を傘下に収め、キーモルトとしてプルトニーとグレンバーギーをあてたそうです。
バランタインは、スコッチを代表する有名銘柄で、それに比べるとオールドスマグラーは特に日本ではあまり知名度が高いとは言えませんが、この時代のものはシェリー樽でのマリッジを考案したのがオールドスマグラーだという説もあるそうで、けっして単なるマイナーな銘柄というわけではありません。
2006年にグレン・グラントと一緒にCAMPARI GROUPの傘下に入っています。
日本ではマイナーでも、世界的に見れば20カ国以上に輸出され、アメリカでは8番目、アルゼンチンでは2番めに売れているスコッチで、東ヨーロッパでも大きなシェアを持っています。
ちなみにスマグラー(smuggler)とは密造業者という意味だそうで、18世紀にスコットランドの島々で隠れてウイスキーを密造していた業者をリスペクトしたものだそうですが、ラベルに描かれたおじさんは
どちらかと言うと海賊みたいに見えます。まあ、怪しげで悪そうな雰囲気は、スコッチウイスキーのお上品なだけではない一面を感じさせて、面白いです。
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