ヘッジス＆バトラー（Hedges & Butler）はスコッチのブレンデッドウイスキーの有名銘柄です。
日本ではあまり見かけない銘柄で、一番ボリュームラインのスタンダードは1,000円ちょっとから1,500円前後ぐらいで販売されていて、それほど敷居の高い銘柄とは思えないモデルです。
しかし、その歴史は華々しいもので、1667年にロンドンで設立されたワイン・スピリッツ商のヘッジス＆バトラー社の銘柄です。チャールズ2世の命令でウイスキー蒸留を始めたそうで、1800年代に独自のブレンデッドウイスキーを発売。
1830年に同社はジョージ4世の戴冠式のパーティにシャンパン、ワインを供給するなど、英国王室とのつながりが深くなっていきます。
1837年にヴィクトリア女王に献上し最初の王立令状を授与されたのを手始めに、歴代のイギリス王室に使用されていて、ラベルにはROYALの文字が明記されるようになりました。外国の君主への献上品としてもよく使われ、日本では1905年（明治38年、日露戦争の年です）に明治天皇にも献上されています。
1998年以来、イアンマクラウド（IAN MACLEOD）社がブランドを持っていて、その公式サイトによると15を超える蒸留所から供給された原酒を使っており、その全てが5年以上の熟成を経ているとのことです。
味わいはほのかなスモーキーフレーバーがあって、甘みもあるというもので、飲みやすいのだけれど、それだけではないブレンデッドウイスキーらしいブレンデッドウイスキーといった印象です。
正直、今ではかつてのステイタスは無くなってしまっていますが、有名銘柄ということもあり、酒屋などで見かけたら購入したいものです。
ウイスキー ヘッジス&バトラー スタンダード 700ml (70487) 洋酒 Whisky(74-2)
1,408 円 (税込)
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