ジェームス・マーチン(James Martin)は1878年にエジンバラでウイスキー商として独立し、すぐに自身の名前を冠した銘柄を開発し、すぐに海外市場にまで販売を広げて行きました。
ジェームス・マーチンは若い頃は熱心なボクサーで、スパロー(ツバメ)というあだ名で呼ばれていたそうです。そこで、ウイスキーのシンボルマークにツバメが使われています。
1912年にJames Martin&Co.はMacdonald&Muir Ltdに買収されましたが、輸出は続けられ、禁酒法が廃止された後の1938年には米国におけるスコッチの全売上高の9%を占めるほどの成果を挙げました。
転変を経て、1996年にはその時点でジェームス・マーチンを傘下に持つMacdonald Martin DistilleriesはGlenmorangie picに社名を変更。
グレンモーレンジを始め、多くのブランドを持っていましたが、2004年にLVMH(モアヘネシールイヴィトン)に買収されて、ジェームス・マーチンブランドは廃止されてしまいました。
現在は、古酒として流通していますが、徐々に流通量は減っています。
ジェームス・マーチンは、グレンモーレンジ、グレンマレイ、グレンリベットをキーモルトに作られています。