ザ・ボタニストはウイスキーで有名なアイラ島(アイラモルト)にあるブルイックラディ蒸留所の作っているクラフトジンです。
アイラ島はアイラモルトと呼ばれるピーティでスモーキーな個性豊かなシングルモルトを作る蒸留所が揃った、ウイスキー飲みの間では有名な島。ブルイックラディはその島にある蒸留所の一つで、唯一地元資本によって運営されています。
ジンといえば、ボタニカルを使った薫りや味わいに魅力がある蒸留酒ですが、このザ・ボタニストはそうしたブランド名をつけるだけあって、ひじょうにこだわりがあります。
自然豊かなアイラ島のジンであることにこだわり22種類のアイラ島産のボタニカルを中心に、さらに一般的なボタニカル9種を合わせて合計31種のボタニカルによって作られます。
味わいは芳醇でしっかりとしたもの。使用するボタニカルが多いだけに複雑なものになっています。
ちなみにアイラ島産のボタニカルは、ヨモギ、ヨーロッパダケカンバ、ヒース、カモミール、ヨーロッパアザミ、サンザシ、シモツケソウ、河原松葉、アイラ島産 野生のジュニパー、レモンバーム、ウォーターミント、スペアミント、アップルミント、ヤチヤナギ、藪人参、ニワトコ、ヨモギギク、ウッドセージ、野生のタイム、アカツメクサ、シロツメクサ、ハリエニシダ
伝統的な9つのボタニカルはアンジェリカの根、カシア、シナモン、コリアンダーシード、ジュニパーベリー、レモンピール、リコリスの根、オレンジピール、ニオイイリスの根
だそうです。
ザ・ボタニストはアルコール度数が46%とかなり高いのですが、優しい口当たりでそれをあまり感じさせず、ロックでも楽しめますが、飲み過ぎに注意。
もっとも、クラフトジンだけに価格的にはちょっとしたシングルモルト並であるので、簡単に飲み過ぎることなどできませんが。
※アイラ島で作っているウイスキー