ニッカ カフェジンは、日本を代表するウイスキーブランドである、ニッカウヰスキーが造るクラフトジンの銘柄です。
同シリーズとしてカフェウォッカがあり、またウイスキーの銘柄としてもカフェグレーン、カフェモルトが揃っています。
こうした一連のカフェとはニッカ宮城峡蒸溜所のカフェ式連続式蒸留機のことです。
連続式蒸留機は1826年にスコットランドのロバート・スタインが発明し、1830年にはアイルランドのイーニアス・カフェが改良して特許を取得。それ以降、この連続式蒸留機はカフェスチルと呼ばれる様になりました。
それまでの単式蒸留器(ポットスチル)と違い連続的に発酵液を流し入れて気化と凝縮を連続的に行うことで高いアルコール度数を実現します。
この連続式蒸留機の登場でウイスキーの歴史は大きく変わり、現在のスコッチウイスキーの形ができあがるのはこの頃になります。
しかし、ニッカの創業者である竹鶴政孝が宮城峡蒸溜所にこのカフェ式蒸留器を導入したのは1963年。すでに本場スコットランドでも旧式の蒸留器としてほぼ消えていた頃に、竹鶴は若い頃に修行した時の経験で、この蒸留器の導入をきめ、ニッカの味を作り上げていきます。
こうしたカフェスチルは本来ならウイスキー作りのためのものでしたが、それをジン造りに活かしたのがカフェジンになります。
原料のとうもろこしをそれぞれ別個に蒸煮、糖化、発酵させてカフェスチルで蒸留。その蒸留液をブレンドしたものに、山椒、柚子などの和柑橘類、ジュニパーベリー等を各カフェ蒸留液に漬け込んで、さらに大麦麦芽を蒸留したものとブレンド、カフェジンが出来上がります。
ニッカカフェジンは2017年6月にカフェウォッカと共に発売開始されました。ジンとしては高価な部類に入り、サントリーのROKU<六>や、京都蒸留所の季の美のライバルになりますが、これらと違う、カフェジンの最大の特徴はやはりカフェスチルを使っていること。
麦芽のフローラルな香りととうもろこし由来のキャラメルのようなコクのある甘い香り、なめらかな口当たりが魅力です。
こうしたクラフトジンはロック、ストレートで飲んで、その味わいを直に楽しむものだと思いますが、カクテルベースとしてもニッカのサイトではギムレット、アップルリレーションなどが紹介されています。
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