ウッドフォードリザーブ(Woodford Reserve)はケンタッキー州ウッドフォード郡ヴァーセイルズ市のウッドフォードリザーブ蒸留所の銘柄です。このウッドフォードリザーブ蒸留所はケンタッキー最古の蒸留所で、スモールパッチ(少量生産)で高品質なバーボンを作っています。
世界的なウイスキーブームで高品質・高単価な製品の需要も増えていて、スコッチのシングルモルト、ジャパニーズウイスキーの蒸留所の名前を冠した余市や山崎、こだわりのブレンデッドウイスキーの響などが高い人気を誇り、中にはあまりの人気に原酒不足に悩まされるケースも……。
アメリカンウイスキー の世界でもそうした流れに無関心ではなく、少量生産で高品質なクラフトバーボン、プレミアムバーボンと呼ばれる銘柄が人気を得ています。
その中で、ウッドフォードリザーブは、昔ながらのこだわりの製法で作られています。
仕込み水にライムストーンウォーター(硬度の高い天然の地下水)を使用し、イトスギ製発酵槽で通常よりも長い6日の発酵、銅製ポットスチル、専用の加工をしたオリジナルの樽で熟成、という製法をとっています。
この昔ながらのやり方は効率は悪く、面倒なのですが、独自のフレーバーを生み出すことにつながっています。
ウッドフォードリザーブ蒸留所は1812年創業のオールドオスカーペッパー蒸留所が前身で、1878年に経営者が分かりラブロー&グラハム蒸留所に名前を変えます。さらに1941年にブラウンフォーマン社が一旦買収しますが、1972年に近隣の農家に売却。
1994年にブラウンフォーマン社(のブランドオーナーでもあります)が再び買い戻すと、現在も使われるイトスギ製発酵槽や銅製ポットスチルを導入して、昔ながらのやり方を復活して、製造を開始します。
2003年にブランド名と同じウッドフォードリザーブ蒸留所に改名しています。
この建物はアメリカ合衆国の文化財であるアメリカ合衆国国家歴史登録財およびアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されているそうです。
まあ、1812年というとナポレオンがロシア遠征を行った年、日本では江戸時代の文化9年で11代徳川家斉が将軍の頃なので、アメリカにとってはその頃からある建物なら当然文化財扱いするでしょうね(当初の建物がどれだけ残っているのかは判りませんが)。
ウッドフォードリザーブは日本では、アサヒビールが輸入販売しており、販売価格は4000円を超えて行きます。まあ、スコッチのシングルモルトがライバルでしょうね。
そして、ライバルのシングルモルトとは違って、バーボンはクラシックカクテルのベースとしても人気が高まっていて、特に「オールド・ファッションド」や「マンハッタン」などのカクテルが世界の有名なバーで愛されていて、特にウッドフォードリザーブは「オールド・ファッションド」のベースとして評価されています。
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