バッファロートレース(BUFFALO TRACE)はアメリカ、ケンタッキー州フランクフォートのバッファロートレース蒸留所で作っているアメリカンウイスキーのバーボンウイスキーの銘柄です。
バーボンらしい無骨などっしりとしたボトルにバッファローをあしらったラベルが印象的です。
バーボンの定義は幾つかの条件を満たす必要がありますが、その中に「原料の51%以上がとうもろこしであること」というものがあります。
それからみるとバッファロートレースはコーン80%、ライ10%、大麦麦芽10%という比率だそうで、かなりのこだわりを感じさせます。
また、蒸留所が所有する40万樽の中からわずか0.01%にあたる8年以上熟成した35~45樽のみを厳選して、じっくりテイスティング、選定してヴァッティング(ブレンド)してアルコール度数を45%に調整してボトリングしています。
バッファロートレース蒸留所は1792年創業のアメリカでも最も古い蒸留所の1つだと同社は主張しています。名前の由来はバッファローの道という意味だそうです。
記録では1775年にハンコック・リーとその兄弟のウィリス・リーによって、現在バッファロートレース蒸留所がある場所で蒸留事業を始めたということで、1812年にハリソン・ブラントンが蒸留所を建設、1870年にエドモンド・H・テイラーが買収して、OFCと名付けられました。そして、1872年には敷地内に新しい蒸留所を建設するために7万ドル以上を投資したとされています。
しかし、1878年にはOFC蒸留所は隣接する牧場とともにジョージ・T・スタッグに買収され、1882年に雷が蒸留所に落ちて火災が発生。幸いなことに保険があったために、費用をかけてすぐに再建することが出来、当時の最新設備を備えました。
20世紀に入って1904年。ジョージ・T・スタッグ蒸留所と名前を変えて、蒸留所は順調に経営されますが、1919年にバーボンの歴史を揺るがせる禁酒法がアメリカで制定。蒸留所は、禁酒法の間は「薬用目的」という名目でウイスキーを造り続けましたが、厳しい状況は続き、1929年にシェーンリーディスティラーズカンパニーに買収されます。
禁酒法が廃止されたあとも苦難は続き、1937年には大洪水に見舞われ、大きな被害を受けます。
戦中戦後を乗り切った蒸留所は戦後も長らく経営を続け、1953年には世界で唯一のシングルバレル用の倉庫を建築するなど、広い敷地に多くの倉庫を建築し、たくさんの原酒を確保していきます。
1992年、長らく家族経営を続けてきたのですが、とうとうサゼラック社の傘下に入り、1999年に大規模な改装が完了したのを受けて、蒸留所名をバッファロートレースに改め、同時にこのバッファロートレースという銘柄をフラッグシップブランドとして発売します。
バッファロートレース蒸留所は大規模な蒸留所らしく、オールドチャーターやオールドテーラーをはじめ、イーグルレア、ジョージTスタッグ、ベンチマークなどをはじめ、他社と提携して製造したブランドまで含めると実に数多くの銘柄を作っています。
そうした中で、このバッファロートレースはフラッグシップにふさわしく、古き良き時代のバーボンの味わいを大切に作られています。
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