シープディップ(Sheep Dip)はイアンマクラウド社の造るブレンデッドモルト(いわゆるヴァッテッドモルト)の銘柄になります。
シープディップ=羊の洗剤って不思議な銘柄名だと思いますが、これはその昔、農家が自家製ウイスキー(密造酒)を作っていた頃に収税吏の眼をくらますために樽に「Sheep Dip」と書いてあったという逸話から名付けられたそうです。元々18世紀のアメリカで最初にこの名前のウイスキーが生まれたようですが、1970年代にはスコットランドで作られています。
また、1日の労働のあとにパブで呑む「ビールの次に楽しむ一杯のウイスキー」という意味もあったそうです。
1970年代にM.K.ダウズウェル社がシープディップと、あとピッグスノーズ(豚の鼻)というこれまたユニークな名前の銘柄を持っていて、独特な売り方をしていたもかからわず、カナダ、アメリカなどでも売れたそうです。
そのシープディップもピッグスノーズも一時は途絶えていましたが、イアンマクラウドが復活して、現在は同社のラインナップに挙がっています。
このヴァッテッドモルトとは、複数の蒸留所のモルト原酒(大麦麦芽を原料としたウイスキー)をブレンドしたものです。
シングルモルトは1つの蒸留所のモルト原酒をブレンド、ブレンデッドウイスキーは複数の蒸留所のモルト原酒とグレーン原酒(大麦以外の穀物を原料にしたウイスキー)をブレンドしているので、ちょうどその中間のものがヴァッテッドモルト(ブレンデッドモルト)になります。
シープディップでは8年から20年熟成したモルト原酒16種以上をファーストフィルのオーク樽でマリッジして独特な味わいを実現したものです。
ラベルには、迫力のある羊の絵が大きく描かれていて、かつてヤギや羊が悪魔とみなされていたのも分かるような仕上がりです。
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