オークションハウスは、叶精作が作画を担当した劇画作品になります。ストーリーの骨子は、なろう小説の俺つえー主人公でも霞むほどの能力の持ち主(頭脳明晰、身体能力抜群、容姿端麗で次々に美女にもてまくる)が、強大な悪の組織に家族などを殺され、復讐のために戦い続ける……というもの。
ある時期の小池一夫作品はそういう展開が多くて、そもそも出世作の「子連れ狼」も同じ様な展開です。その他にも「傷追い人」「クライングフリーマン」「デュエット」「BROTHERS-ブラザーズ」あたりは同工異曲といえばそうなのですが、不思議と飽きさせません。
「オークションハウス」では舞台を絵画の世界において、幼い頃にフェルメールの「レースを編む女」を狙った3人の男によって両親を殺され、復讐のために美術界に足を踏み入れ、次々に現れる美術界の闇と戦い続けます。
もちろん、次々に現れるのは敵だけではなく、主人公を助ける美女もそうで、ただどの美女も似たような作画+性格をしているので、どんどん入れ替える意味がイマイチ判らないのですが、これはもうこういうものだ、と思うに限ります。
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