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「諸星大二郎劇場(第6集)が予約受付開始。7/30発売予定

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諸星大二郎劇場の第6集の予約受付が開始になったので、ご紹介します。

この「諸星大二郎劇場」は、ビッグコミックの増刊号に掲載されている、諸星大二郎の短編を集めたものになります。

当初はホラーや奇妙な話、ノスタルジーを感じさせる話が続いていましたが、第4集で19世紀ロンドンで怪異専門の探偵を営むアリスとその助手のシェエラザードのコンビが様々な怪しい事件に関わり合っていくという、一連の物語に落ち着き、第5集もその流れが続きます。

そして、この第6集はどうなっているのか、基本的に私は単行本派なので、雑誌でどのように連載されているのか敢えて調べていませんし、アマゾンの予約ページを読む限り、このシリーズが続き、今度は新たな仲間が加わり、前巻から登場した敵役との戦いも白熱していきます。

価格は順調に値上がりして、いよいよ紙の本で一冊あたり1925円と随分な価格になったものです。昨今の何でもかんでも値上がりしているご時世なので仕方ないとは思いますが、一昔前なら2000円の本なんて専門書とか安めの画集・写真集レベルの価格。

貧乏人にはちょっと辛い価格になってきてます。

諸星大二郎は1970年から活動しているベテラン中のベテラン漫画家で、世間的に名を知られるようになったのは、74年の「生物都市」で第7回手塚賞に入選してから。

その後、印象的なSFや寓意的な作品、古史古伝に題材を取った伝奇もの、と幅広く活躍しています。

昨年、還暦を迎えて、仕事も退職した身ですが、その私が中学生の頃から一貫して諸星ファンで、仕事が理不尽にいそがしかった時期を除けば、ずっとその活動を追いかけ続けていました。

緻密で重い読後感を残すような作風で、今ではあまりそういう言い方をしませんけど、一種のカルト的人気を誇っている作家で、そういう人はすぐに加速していって燃え尽きてしまう……という印象なのですが、それが50年以上もの間ずっと継続して活躍しているのですから、すでに存在自体が一種の奇跡のような漫画家になります。

個人的にもここまで追いかけ続けて来たのだから、キチンと見届けたいと思っています。

正直、アリスとシェエラザードは、それほど感心する作品集では無いのですが、今でも諸星の新作が読める、という一事だけでもとても楽しみです。

 

 

 

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