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ザ・ジョジョランズ 6  発売

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ジョジョの奇妙な冒険 第9部 ザ・ジョジョランズの6巻になります。

ジョジョの奇妙な冒険は荒木飛呂彦が1987年から少年ジャンプで連載している冒険バトル漫画で、2005年の第7部「STEEL BALL RUN」の途中から掲載誌をウルトラジャンプに変更し、それ以来、第8部「ジョジョリオン」、第9部「ザ・ジョジョランズ」とウルトラジャンプで連載しています。

ジョジョは、各部ごとに主人公を変えて、ボスキャラを変えて進行していく物語で、第1部、第2部では波紋を使って戦いますが、第3部からスタンドを使って戦う、と方向転換しています。

スタンドは、登場キャラの持つ能力を具象化したもので、3部の主人公の承太郎のスタンドは筋肉ムキムキのスタープラチナで、このスタープラチナが超高速ラッシュで敵を叩きのめすという、文字ではわかりにくくとも、絵にするととても映えるアイディアを思いつき、これが後世のバトル漫画に多大な影響を与え続けています。

スタンドは、承太郎の祖父で2部の主人公のジョセフがすでに人型ではなくトゲの生えたツタというもので、これ以降は(多分に行き当たりばったり的に)様々なスタンドが登場していきます。

けっこう似た特性をもつスタンドも多く、例えばヴァニラアイス(3部の敵)のクリームと、億泰(4部の主人公の友人)のザ・ハンドがけっこう似た能力を駆使していますが、それぞれの使い方がかなり異なっていて、このあたりもジョジョの魅力になっています。

また、コウイチくん(4部で主人公の友人)のエコーズなどは成長していきその都度に能力が変わるというスタンドだったりします(このアイディアは第7部の主人公ジョニィ・ジョースターのタスクにも使われています)。

また、相当にアクの強い台詞回し(作中の罵倒でかるたが作れるほど)やジョジョ立ちと言われる奇妙なポーズなど、多くがネットミームになっています。

部を重ねるほどに、絵柄がどんどん変わっていき、スタンドの能力描写も分かりにくくなっていくので、昔からのファンでないとちょっと厳しいかも。

第6部で「世界が一周」してしまったため、第7部以降は6部までのパラレルワールドという扱い。

このザ・ジョジョランズでは、イタリアのマフィアのグループに加入してボスを目指して戦う、という第5部のやり直し的な物語になっているようです。

ハワイを舞台に、主人公のジョディオは裏仕事を行う犯罪者集団に加わり、富豪を目指して、目に見えない人間社会の「仕組み(メカニズム)」の頂点にたつことを目指しています。

使っているスタンドの「ノーヴェンバー・レイン」は正直、あまり主人公のスタンドっぽくない見た目ですが、ジョジョのことですから、どこかで変体していくのではと思っています。

能力はアーチ状の細長い脚でドームのような空間を作り、その中に雨を降らすことができるというもの。この雨に打たれると多大なダメージを受けて、敵の体をへこませたり、本体の周囲に雨を降らせて銃弾を弾く壁にすることも可能。

けっこう便利なスタンドです。

第6巻では、ハウラー社という大企業の資産を奪うために偽装ミッションを遂行していますが、企業側の刺客も動き出して、戦闘になっています。

第8部のジョジョリオンが、主人公が記憶を失っていたこともあり、かなりの巻数を重ねるまで、物語の着地点や主人公たちの目的がはっきりしなくてそれが迷走感が出ていましたが、このザ・ジョジョランズでは物語の流れがわかりやすく、さらに物語のペースも早くて快調に読み進められます。

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