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アイランズモルト

アイランズモルトについて

アイランズモルトの特長

スコッチの地域区分の一つですが、アイランズモルトのみは特定の地域を指すのではなく、アイラ島を除く、スコットランドの島々で作られるシングルモルトを指します。

具体的にはスカイ島、オークニー諸島、アラン島、ジェラ島などを指します。

アイランズモルトの特徴は、島そのものが色々な場所にあるので、まとまった特徴というものはありませんが、一般的には潮っぽさが感じられ、強烈な個性を持つものが多くなります。

アイランズモルトの主な蒸留所

ハイランドパーク

1798年創業。オークニー諸島で、地元の教会の牧師でありながら、ウイスキーの密造者であったマグナス・ユンソンによって設立されました。最も説教壇の下にボトルを隠しているような状態から、1798年に最初のウイスキー製造免許を取得したということだそうです。

オークニーのヘザーで燻されたピートがもたらす、アイラモルトとはまた違ったスモーキーフレーバーが特徴になっています。

オークニー諸島はバイキングの支配下にあった時期もあり、そこの住民は今でもスコットランド人とは一線を画する気概があり、ハイランドパークの方向性もスコッチウイスキーのトレンドなどとは無縁のものになっています。

アランモルト

スコットランドのアラン島のロックランザ蒸留所で製造されているシングルモルトになります。元は1995年にアラン島のロックランザ村で創業。創業時は他に蒸留所がなかったため、アイルオブアラン蒸留所という名称でした。創業者はシーバスリーガルのシーバスブラザーズ社で代表を務め、ウイスキー業界で長い経験を持つハロルド・カリー氏で、シーバスブラザーズ引退後に自分の理想とする蒸留所を造るために、独自資本でアイルオブアラン蒸留所を開設しました。

2008年には、アイラモルトで長い経験を持つジェームズ・マクタガートがマスターディスティラーに就任。特に樽の品質を劇的に向上させ、それに伴いアランモルトの評判も高まっていきます。

今では、アラン10年などは、日本のバーでは無くてはならない一本になっているほどです。

その味わいは清らかさとフルーティさで、モルトの味わいが感じられます。

ラグ

ロックランザ蒸留所を運営するアイルオブアランディスティラーズ社が、2019年にアラン島南部に設立したのがラグ蒸留所になります。

アラン島はキンタイア半島と南部高地に挟まれたクライド湾内に存在する島で19世紀前半まではウイスキー製造が盛んで、最盛期には50以上もの蒸留所がありましたが、その数は減少し、1836年までにすべての蒸留所が閉鎖され、ロックランザ蒸留所が1995年に新設されるまでの間、160年に渡りウイスキー生産がありませんでした。

当時のアラン島のスタイルはノンピートでしたが、ラグ蒸留所のシングルモルトはかなりのヘビーピーテッドなスタイルになっています。大麦はすべて本土で麦芽化されますが、大麦を乾燥させるピートはスコットランド全土、または世界中から調達され、実験的なシングルモルトを生み出しています。

アイル・オブ・ジュラ

アイル・オブ・ジュラ蒸留所は1810年に、スコットランド西海岸沖に浮かぶ孤島ジュラ島で生まれました。ジュラ島はインナー・ヘブリディーズ諸島を形成する島の一つでキンタイア半島の付け根付近のすぐ西側、アイラ島のすぐ北東に当たる場所に存在し、人口はわずか200人前後。野生のアカシカが人口よりも圧倒的に多く5000頭を超えるそうです。島の中心的な村落クレイグハウスに、アイル・オブ・ジュラ蒸留所、島で唯一のホテル、パブ、商店、教会が集まっています。

1905年に現在のオーナーであるホワイト&マッカイ社が同蒸留所を買収していらい、ノンピート、ヘビリーピーテッドの2種類の麦芽を使って、多くのタイプのシングルモルトをリリースしています。

スキャパ

スキャパは1885年にオークニー諸島のメインランド島で生まれた蒸留所です。創業者はグラスゴー出身のブレンダー、ジョン・タウンゼント。火災の被害や、買収等があり、1994年には生産が停止されましたが、ハイランドパークのスタッフがたまに生産をしていたそうです。

現在はペリノ・リカール傘下のシーバスブラザーズ社の蒸留所として、安定して活動しています。2005年からの新オーナーのシーバスブラザーズ社はスキャパのパッケージデザインを一新し、蒸留所も大規模な改修工事を経て面目を一新しており、現在ではビジターセンターも誕生しています。

海辺にある樽貯蔵庫で熟成されるため、ほのかな潮の香りが感じられ、またトロピカルフルーツや洋梨のようなフルーティな香りも特徴になっています。

タリスカー

タリスカーは、1825年にスカイ島で生まれたシングルモルト蒸留所になります。スカイ島(Skye)島はインナー・ヘブリディーズ諸島の最も北に位置する最大の島で、スカイの由来は古ノルド語の「Skið」(「スキー」の意)に由来し、霧の島という意味になります。夏には多くの観光客が訪れる島で、中心のポートリーの町は絵画のように美しい港で知られています。

タリスカーの味わいは、「舌の上で爆発するような」強烈な味わいで、個性抜群。

スコットランドの文豪で「宝島」の作者である、ロバート・ルイス・スティーヴンソンは、タリスカーを愛飲していて「The King of Drinks」(酒の王様)と呼んだそうです。

日本でもこのアイラモルトにも匹敵するような強烈な個性にはファンが多く、特にタリスカーのハイボールに黒こしょうを振って飲むのが、通の飲み方と言われています。

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