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サハラ(新装版) 小池一夫の異色作品

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小池一夫原作劇画作品の異色作です。作画は平野仁。

平野仁は、アニメーターとして2年間活動したあとで、劇画を出版社に持ち込んだのは小遣い稼ぎのつもりだったそうです。

おもに原作付きの作品ばかり発表している人で、代表作と言えば小池一夫とのコンビの「青春の尻尾」「少年の町ZF」「サハラ」あたりでしょうか。

「サハラ」は1973年から76年にかけてビッグコミックオリジナルにて連載された作品で、60年代のアフリカ・アンゴラを舞台に、女性だけの傭兵部隊「女外人部隊」の活躍を描いています。

外人部隊に流れてくるような女性たちですから、かなりの訳ありばかり。その女性たちが命と貞操を武器に、男性兵士から敵視され差別を受けながらも、必死に闘っていくという様子を描いています。

平野仁の作画はかなり泥臭くて、いかにも昭和の劇画って感じなのですが、それがこの題材によく似合っていて、独特な迫力のある作品に仕上がっています。

紙の本では、まずは入手できない作品ですが、キンドルなどの電子出版では割りと手に入りやすく、またキンドルではけっこうセールの対象になることも多いので、そうしたチャンスに買うのがおすすめです。


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