岩明均のヒストリエの最新12巻が予約開始になったので記事にしました。月刊アフタヌーンで連載していますが、非常に刊行スペースが遅いので、2003年から連載開始してまだ既刊11巻。2019年の11巻から5年ぶりに12巻が発売になります。
私は雑誌を読まない派なので、どんな展開になっているのか知りませんし、そもそも11巻の内容をほぼ忘れてしまっているので、読み直すところから始める必要がありますね。
ヒストリエの内容は、紀元前4世紀のギリシャ世界を舞台に、マケドニア王国のアレクサンドロス大王に仕えた書記官のエウメネスの生涯を描いた歴史漫画になります。
11巻を経て、いまだにアレキサンダー大王の東征まで話が進んでいないので、刊行ペースと岩明均の年齢や体調を考えると、もう未完で終わるのが決まってしまっているようなものなのですが、それでも新刊が出ると読まずにはいられない一作です。
岩明均の代表作は言うまでもなく「寄生獣」。全10巻と比較的コンパクトにまとまった話なのですが、高いテーマ性、劇的な展開、世界観の深みなど、漫画好きの間ではほぼ完璧な作品として知られています。
ハリウッドが映像化権を持っていったため（当時、ターミネーター2とアイディアが被るために映像化を潰されたという噂になった）、アニメ化、実写映画化されたが連載完結から20年後となっていて、映像化には恵まれない作品になったのですが、それでも評価が変わることはありません。
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